こんにちは。ノノコです。
ブライダル業界で働いていました。
結婚式なんかしたくない。興味ない。
という男性は多いです(最近は女性でも多いですが)。
お客様でも多かったです。
式場が決まってからもグダグダグダグダ文句を言ってこじれて、破談になったカップルまでいました。
男女とも興味ないならもちろん問題ないのですが、片方(大抵は女性側)はめちゃめちゃやりたい!という場合。
ウチもそうでした。

これはなかなか厄介なのです・・・。
彼はなぜ結婚式をやりたくないのか?
まず、やりたくない理由を考えてみます。
結婚式を挙げなかった人を対象としたアンケート調査を参考にしてみました。
出典元:みんなのウェディング「ナシ婚」に関する調査2017
こちらを参考に類似回答をまとめて噛み砕いて、彼氏が「結婚式をやりたくない理由」として当てはまりそうなものを9位まで(中途半端)のランキングにしてみました。
- 1位 お金がかかる、お金がない
- 2位 恥ずかしい
- 3位 授かり婚・おめでた婚である
- 4位 再婚である
- 5位 準備がめんどくさい
- 6位 親戚関係の調整がめんどくさい、遠方に住んでいる
- 7位 自分、または相手の年齢が高い
- 8位 友達を呼びたくない、友達は結婚式をしていない
- 9位 同棲期間が長くて今さら感がある
こんな感じでしょうか。
では、それぞれの説得方法を考えてみましょう!
と行きたいとこですが、その前に・・・
自分はなぜ結婚式がやりたいのか?を考えてみる
これを考える必要があります。
私は、結婚式をやりたくない彼・大吉くん(現在の夫)から

なんで結婚式やりたいの?
と言われて一時停止しました。

・・・・・(なんでだっけ)
そこを説明できなきゃ説得もヘッタクレもありません。
例えば「ウェディングドレスが着たい」という理由だけなら、式ではなくフォトウェディングにするという手もあるわけです。
どうして結婚式をやりたいのか?結婚式の何に価値・魅力を感じているのか?をハッキリさせた上で、説得するなり、妥協案を話し合うなりしてみましょう。
結婚式を挙げる理由・アンケート結果を見てみる
今度は「結婚式を挙げる理由」のアンケート調査結果を見てみました。
(出典元:アニヴェルセル株式会社)
あれっ・・・!?
どれも私には当てはまらないというか、しっくりくるのがないんですけどどうしよう。
女性の回答1位から順番に見てみます。
1位.ずばり親孝行のため

私はこれは全くないです(キッパリ)!
私の親は結婚式には興味がなさそうでした。
誤解のないように言っておきますが、それはそれは大切に育ててもらいましたし結婚も泣いて喜んでくれました。
決して親が私に関心がないとか、結婚に反対してるとかではありません!
両親は自分たちの親が仕切ったハデ婚で、当人たちは当日行って言われた通りやるだけのお人形状態結婚式だったらしく、「あんなめんどくさいことわざわざやりたいの?」という感じでした。
2位.結婚式は人生のけじめだと思うから

いや、絶対こんなこと考えてないよ私。
3位.みんなに祝福してもらいたいから

これは比較的あてはまるかな?
4位.ふたりの幸せを確かめたいから

うーん?ピンときません。
5位.世間体を考えて

これは全くありません。
6位.結婚式をするのは当たり前だと思うから

思いません。
7位.結婚相手をみんなに披露したいから

紹介したいという気持ちは無くはなかったかな?
でも結婚式をやりたい動機としてはだいぶ弱いです。
私はなぜ結婚式がやりたいのか?(本音)
タテマエ的「結婚式がやりたい理由」がどれもしっくりこず、次は私ノノコの本音バージョンです。
1位.自分が主役になってみたい!
いやもう、言うの恥ずかしいんですけど、これが一番かも。
アンケート結果に出てきた「みんなに祝福してもらいたい」もこれに含まれるかな。
カンペキにヘアメイクしてもらって自分の好きなドレス着て「キレイキレイ!おめでとう!」って言われたいのです。
自分史上最高の写真をたくさん残したいのです。
「バカバカしい」と言われるかもしれませんが、そうなんだから仕方ない。
今まで大人しく生きてきて、きっとこれからも大人しく生きていくと思うけど、結婚式の日だけは「私を見て!」って過ごしたいのです。

文句あるか!
2位.結婚式準備を楽しみたい(自分の好みで仕上げたい)
夢見がちなことを言うようでこれも恥ずかしいんですが、お花とか、ペーパーアイテムとか、衣装とか・・・もう結婚式周りの何もかもが好き。
だからブライダル業界に就職しました。
「どれにしようかな~♪」「コレはDIYしよう!」
なーんてワクワクウキウキしたい。
自分の好きなモノに囲まれて結婚式・披露宴をやって写真をいーっぱい残したい。
もうそれはそれは楽しいだろうなー!って思っていました。

まあ実際は楽しいばかりではなかったけど。
3位.なかなか会えない友達と集まれる
友達となんて勝手に会えばいいじゃないか。と言われそうですが、同窓会みたいにいっぺんに集まれるのが楽しい。嬉しい。
学生時代の友達は結婚や仕事で全国に散らばってしまったけど、誰かの結婚式の時に集まるのが恒例になっていたので、私の時もそうしたい!
以上が本音です!物凄く自分本位な感じがしますが!
でもこの自己満に付き合ってもらうからにはおもてなしに手を抜かず、
来てくれた人が満足してくれる内容にしたい!という気持ちはめちゃめちゃ強かったので、
そこも合わせて伝えました。
結婚式をやりたくない理由・やりたい理由を明確にして話し合おう
本音で訴えたところで、大吉くんが
「なるほどそうか!オールOK!」
となることはないんですが、熱意は伝わったかと思います。
条件を明確にして譲り合う
最初は「家族だけの食事会じゃダメ?」と大吉くんは言っていたのですが、私の「結婚式をやりたい理由ベスト3」を説明すれば、「家族だけの食事会では意味がない」と分かりますよね。
大吉くんの「結婚式をやりたくない理由」は、
- 「恥ずかしい」
- 「友達を呼びたくない(友達からお金を取るのが嫌だ)」
でした。
ここに、私の希望、
- 自分が主役になりたい
- 選んだり作ったりの準備作業を楽しみたい
- 友達を集めたい
以上を合わせて考え、お互いの妥協点を探った結果、
友人は会費制
地味な演出
少人数(30人程度まで)
このような結婚式・披露宴にすることになりました。
お互いの第一希望が相反する「目立ちたい」と「目立ちたくない」なので難しいですが・・・
大吉くんには人数を少なめにする、友達のみ会費制にすることで納得してもらう。
私は呼びたい人全員呼ぶのはあきらめて、友達は特に親しい子だけ呼ぶ。大吉くんより少しゲストが多めでも構わないということで譲る。
という形で決まりました。
スムーズに話がまとまったわけではありません。
そもそも大吉くんは大きな式場での結婚式にしか出席したことがなく、「派手じゃない披露宴」というものがいまいち想像がつかないみたいで、説明に時間がかかりました。
結婚式をしたい=派手な演出のパーティをしたい
だと思っていたようです。
恐らくこんなのを想像。↑
ババババーン♪
そうではなくて、私は装花やテーブルコーディネートで好きに飾りたいだけで当日の余興なんかはいらないし、プログラムは落ち着いた内容でいい、むしろ派手なことはやりたくない。
披露宴も、いかにも披露宴会場という所ではなくてアットホームな感じがいい。
お料理は絶対妥協したくなくて、「食事だけでも来る価値があった」とゲストに思ってもらいたい。
といったことを一生懸命伝えて、お互いの希望をいくつか譲歩して、結婚式を挙げられることになりました。
結婚式を挙げたい!説得に成功したら
結婚式を挙げられることになっても、本番はここから。
本当は乗り気でない人との結婚式準備はなかなか大変でした。

あまり協力してもらえなくてもいい、自分ひとりで準備することになっても構わない。という方にはおすすめします。
結婚式をやりたい理由、やりたくない理由、お互いの譲れない条件などをすり合わせて、ふたりに最適な結婚式の形を見つけてみてください!